厚生労働省の資料によると残薬の金額が年間500億円になると言われています。
残薬になってしまう原因として
➀飲み忘れ(食事のタイミングがあわない)
➁体調により調整する(便秘の薬・痛み止め等)
➂服用方法が複雑(指示通りの飲み方ができない)
➃飲みにくい剤形(粉薬・カプセルが苦手で飲めない)
➄受診間隔が違う(実際の受診間隔と処方日数に差がある)
などがあげられます。
それ以外にも、お薬変更により前薬が余るなど理由は様々です。
お薬が適切に服用されていないと十分な治療効果が得られず、体に良くない状況になってしまいます。
また、飲み間違えや誤飲の原因にもつながってしまうのです。
そこで、横浜調剤薬局では残薬をなくす『棄て薬ゼロ』に向けた取り組みを行っております。
取り組み内容は、
*残薬数を把握し、処方日数の調整を医師に提案
*残薬の発生状況について確認し、患者様の生活習慣にあった用法への変更などを医師に提案
*服用が困難な薬について錠剤から粉薬など飲みやすい薬の形への変更を医師に提案
*一回に何種類かの薬を服用する場合、1回服用分ごとにまとめます。(一包化)などです。
ご自宅にお薬が余っている方は、薬剤師にご相談ください。
お薬手帳に記載しておくのも一つの方法です。当薬局のお薬手帳シールには残薬理由チェック欄やメモ欄を設けておりますので、是非、活用していただきたいと思います。
医療費削減にもつながりますので、おうち時間に残薬の確認をしてみましょう!
横浜調剤薬局